経路追跡(tracert)による通信問題の解決

DXを学びたい
先生、デジタル変革で使われる「tracert」という言葉について教えてください。これはどういう意味で、何に役立つのでしょうか?

DXアドバイザー
「tracert」は、通信経路を調べるための道具です。あなたのパソコンからインターネット上の相手先まで、どんな機器(ルーター)を通っているかを表示します。もし通信がうまくいかない時、どこで問題が起きているかを探すのに役立ちます。

DXを学びたい
なるほど、通信経路のどこが悪いか見つけるんですね!具体的にはどうやって使うんですか?例えば、ウェブサイトが見れない時に使えますか?

DXアドバイザー
はい、その通りです。ウェブサイトが見れない時に使えます。パソコンのコマンド画面で「tracert」と入力し、続けて見れないウェブサイトの住所(ドメイン名)を入力すると、経路が表示されます。途中で止まっていたり、時間がかかりすぎている場所があれば、そこが問題かもしれません。
tracertとは。
「デジタル変革」に関連する用語である『経路追跡』について説明します。経路追跡とは、自分のパソコンから通信相手までの道のりにある、中継地点となる機器の一覧を得るための命令のことです。経路追跡は、ウィンドウズという基本ソフトの命令であり、別の基本ソフトでは「経路追跡」という名前になります。経路追跡を実行すると、指定した相手に向けて確認用の信号を送り、その信号が時間切れになることで、道のりにある中継地点が表示されます。これにより、どこを通って相手にたどり着くかが分かるため、通信の不具合の原因を特定できます。例えば、ウェブサイトが見られない場合、経路追跡を使うことで、どこまでつながっていて、どこからつながらないのかが分かります。経路追跡を実行する際は、命令の後に相手の住所や名前を指定します。実行結果には、経由する最大の中継地点数や、各中継地点からの応答にかかる時間が表示され、応答時間が長い場所に問題があると判断できます。また、応答時間の平均なども表示されるため、おおまかな通信性能の評価も可能です。経路追跡は「ピング命令」と同じように、通信の不具合を解決するための道具として広く使われています。ピング命令は、相手と通信できるか、経路の設定が正しいかを表示するものです。ピング命令で通信できない場合に、経路追跡で道のりにある中継地点に問題がないかを確認します。
経路追跡(tracert)とは

経路追跡は、情報通信機器同士が通信する際の経路を調べるための機能です。自分の機器から相手の機器まで、どのような中継地点を通って情報が伝わるのかを明らかにします。これにより、通信の遅延や問題が発生している箇所を特定することが可能になります。操作環境によっては「トレースルート」という名称で提供されている場合もあります。経路追跡の仕組みは、特別な信号を相手先に向けて送り、その信号が通過する各中継機器からの応答を記録するというものです。応答時間も記録されるため、どの区間で時間がかかっているのかを知ることができます。例えば、ウェブサイトへの接続がうまくいかない場合、経路追跡を行うことで、どこまで通信が届いているのか、どの機器が応答していないのかを突き止める手がかりとなります。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 経路追跡の定義 | 情報通信機器間の通信経路を調べる機能 |
| 目的 | 通信遅延や問題箇所の特定 |
| 別名 | トレースルート |
| 仕組み | 特別な信号を送信し、各中継機器からの応答を記録 |
| 記録される情報 | 通過する中継地点、応答時間 |
| 利用例 | ウェブサイト接続問題時の原因特定 |
経路追跡(tracert)の仕組み

経路追跡は、通信経路を特定するために、特別な信号を用いて行われます。この信号は「エコー要求信号」と呼ばれ、目的地までの通過できる機器の数を制限する機能を持っています。経路追跡では、まず、この制限数を小さく設定した信号を送ります。すると、最初に通過する機器で信号が時間切れとなり、エラーメッセージが返ってきます。このメッセージから、最初の中継地点が特定できます。次に、制限数を少し増やして同様の操作を行い、次の地点を特定します。この手順を繰り返すことで、最終目的地までの全経路が明らかになるのです。また、各地点からの応答時間も記録されるため、通信速度が遅い場所や問題箇所を見つけ出す手がかりとなります。最終的に、経路上の各機器の住所と応答時間が一覧で表示され、経路全体の状況を把握できます。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 目的 | 通信経路の特定 |
| 使用信号 | エコー要求信号 |
| 信号の特徴 | 通過可能機器数の制限機能付き |
| 手順 |
1. 制限数を小さく設定した信号を送信 2. 最初の中継地点でタイムアウトし、エラーメッセージを受信 3. エラーメッセージから最初の中継地点を特定 4. 制限数を増やして同様の操作を繰り返し、次の地点を特定 5. 全経路が明らかになるまで繰り返す |
| 追加情報 | 各地点からの応答時間を記録 |
| 得られる情報 |
|
経路追跡(tracert)の使い方

経路追跡は、通信問題の原因を探る上で非常に有効な手段です。窓の操作環境で「命令プロンプト」を起動し、「tracert」命令の後に、調べたい通信先の住所(IPアドレスまたはドメイン名)を記述します。例えば、「tracert 接続例.jp」と入力すると、接続例.jpというウェブサイトまでの通信経路が表示されます。実行結果には、経路上にある各中継地点の情報(住所と応答時間)が示されます。応答時間が長い中継地点は、通信速度が遅いか、何らかの問題を抱えている可能性があります。また、特定の中継地点で応答が途絶えている場合は、その地点に障害が発生していることが考えられます。経路追跡の結果を詳しく調べることで、通信問題の根本原因を特定し、解決策を見つけ出すことができます。例えば、ウェブサイトへの接続が遅い場合、経路追跡の結果から、特定地域の中継地点の応答時間が長ければ、その地域との通信経路に問題があると推測できます。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 目的 | 通信問題の原因特定 |
| 使用コマンド (Windows) | tracert |
| コマンドの記述例 | tracert 接続例.jp |
| 表示される情報 | 経路上の中継地点の住所と応答時間 |
| 問題点の特定 |
|
| 活用例 | ウェブサイトへの接続が遅い場合、特定地域の中継地点の応答時間が長ければ、その地域との通信経路に問題があると推測できる |
経路追跡(tracert)の結果の見方

経路追跡の結果からは、通信経路にある各中継地点の情報が得られます。各行は一つの中継地点を示し、その場所を示す番号、住所、応答時間などが記載されています。場所を示す番号は、出発点から数えた中継地点の順番を表します。住所は、その中継地点のネットワーク上の住所です。応答時間は、信号がその中継地点に到達して戻ってくるまでの時間を示し、この時間が短いほど通信速度が速いと言えます。もし応答時間が「*」で表示されていれば、その中継地点から応答がなかったことを意味します。これは、中継地点が停止しているか、応答を拒否している可能性があります。経路追跡の結果を分析する際は、応答時間の変化に注意を払いましょう。応答時間が徐々に長くなっている場合は、経路全体の通信速度が低下していると考えられます。また、特定の中継地点での応答時間が極端に長くなっている場合は、その地点に問題があるかもしれません。
| 情報 | 説明 | 問題時の解釈 |
|---|---|---|
| 場所を示す番号 | 出発点からの順番 | – |
| 住所 | ネットワーク上の住所 | – |
| 応答時間 | 信号が到達して戻るまでの時間 | 短いほど高速。*は応答なし |
| 応答なし(*) | 中継地点からの応答がない | 中継地点の停止または応答拒否 |
| 応答時間の変化 | 応答時間の増減 | 徐々に長くなる場合、経路全体の速度低下 |
| 特定地点の応答時間 | 特定の中継地点の応答時間 | 極端に長い場合、その地点に問題の可能性 |
経路追跡(tracert)とping命令

通信における問題解決には、経路追跡とpingという二つの命令が有効です。pingは、相手先に信号を送り、応答の有無を確認する簡単な命令で、通信先が正常に稼働しているか、基本的なネットワーク設定に誤りがないかを素早く確認できます。もしpingで応答がない場合、経路追跡の出番です。経路追跡は、通信経路上の各地点を順番に調べていくことで、どこで通信が途絶えているのかを特定します。例えば、ウェブサイトに接続できない場合、まずpingでウェブサイト自体の稼働状況を確認し、応答がなければ経路追跡で問題箇所を絞り込むのです。特定の機器で応答が途絶えていれば、その機器に問題がある可能性が高いと判断できます。このように、pingと経路追跡を組み合わせることで、通信問題の原因究明と迅速な解決に繋げることができます。
| 命令 | 説明 | 目的 | 使用例 |
|---|---|---|---|
| ping | 相手に信号を送り、応答の有無を確認 | 通信先の稼働状況、基本的なネットワーク設定の確認 | ウェブサイトが稼働しているか確認 |
| 経路追跡 | 通信経路上の各地点を順番に調査 | 通信が途絶えている場所の特定 | ウェブサイトに接続できない場合、問題箇所を絞り込む |
