データ活用 事象記録による状態再構築:イベントソーシング徹底解説
事象記録は、情報系統の仕組みを大きく変える可能性を秘めた設計手法です。これまでの仕組みでは、最新の情報だけを記録し、過去の変更については必ずしも全てを保存しませんでした。しかし、事象記録では、状態の変化を引き起こすすべての「事象」を記録します。例えば、顧客情報の更新や注文の受付といった出来事を記録します。記録された事象は時系列順に蓄積され、事象の流れが真実を表現します。過去からの変化を全て追跡できるため、監査や分析に役立ちます。また、事象記録は、系統の回復力と拡張性を高めます。記録から状態を再構築できるため、障害からの復旧が容易になり、新しい機能を追加する際にも柔軟に対応できます。従来の仕組みを根本から見直し、変化に強い仕組みを構築するための鍵となるのが、事象記録という考え方なのです。
