データ保管

電子計算機上に蓄積された情報を保管する場所とは、事業所内にある情報共有サーバーなどの物理的な場所に限らず、情報通信回線を通じて利用できる仮想的な記録領域のことです。従来は個人の端末や事業所内の情報共有サーバーが一般的でしたが、これを利用することで、時間や場所にとらわれずに情報へアクセスできます。あたかも、自分専用の保管庫を情報通信回線上に持っているかのようなものです。画像、動画、文書など、あらゆる種類の情報を安全に保管し、必要に応じて取り出せます。近年、働き方が多様化し、事業所に出社せずに自宅などで仕事をする人も増えています。このような状況下において、電子的な情報の保管場所は、業務効率を向上させるための重要な手段として注目されています。物理的な距離に関係なく、協働者と情報を共有し、共同作業を進めることができるため、停滞を防ぎ、生産性を高める効果が期待できます。また、災害対策としても有効です。万が一、事業所が被災した場合でも、電子的な情報の保管場所に情報が保存されていれば、事業を継続することができます。