セキュリティ 巧妙化する脅威:標的型攻撃メールの手口と対策
特定の組織や企業から重要な情報を盗む目的で送られる標的型攻撃メールは、その巧妙さゆえに見破ることが非常に困難です。攻撃者は、受信者が疑うことなく開いてしまうよう、本物そっくりの偽装メールを送りつけます。例えば、普段やり取りのある取引先や社内の人物になりすまし、業務に関係する内容を装うことで、受信者を油断させます。件名も「〇〇株式会社 御見積書」や「システム不具合に関する緊急のご連絡」といった、業務でよくありそうなものが使われます。添付ファイルも「〇〇計画 報告書.xlsx」のように、普段使い慣れた形式で警戒心を解くのが常套手段です。さらに、送信元のアドレスを偽ることで、より一層判別を難しくする手口も増えています。攻撃者は、事前に組織や人物を徹底的に調べ上げ、その情報を基にメールを作成するため、従来の迷惑メール対策ソフトでは防ぎきれない場合があります。従業員一人ひとりが高い意識を持ち、不審なメールに注意することが不可欠です。
